この時期にクラスの打ち上げに行く受験生は志望校に合格できない可能性が非常に高い
僕ももう今年で齢30にもなりましたので、最近の子どもたちの文化には理解できないものが多いのですが(笑)、そのうちの一つがクラスの打ち上げ。
何かあれば打ち上げをしたがる風潮、何なんですか?笑
1学期終了で打ち上げ。
修学旅行の後に打ち上げ。
夏休みに打ち上げ。
運動会の後に打ち上げ。
合唱祭の後に打ち上げ。
、、、、
どれだけ打ち上げすんねん!笑
たいして、やることもないくせに。笑
まぁ、同年代のみんなで集まってわいわいやるということが楽しいんでしょうけども。
特に受験生にとっては、このクラスの打ち上げに行く行かないは実は非常に大きな問題をはらんでいます。
■たかが、打ち上げ。されど、打ち上げ。
まず、集団の塾の場合、授業を休まれるとかなり痛いです。
なぜなら、年間でカリキュラムを組んであり、毎回の授業で新しい内容を教えるからです。
一回分の授業だけでもけっこう進みます。
(特に中3のこの時期はかなりペースが早いです。)
一回休んだだけでも、次の授業についていけなくなることを経験している人も多いと思います。
それでも、何人かは「クラスの打ち上げで休みます」という生徒が出てきます。
もちろん、クラスの打ち上げで休んだ場合に補習などは行わないです。
でも、そういうときに休む生徒に限って、休んだ分の授業の内容を聞いていなかったり、次までの宿題をやらないまま塾にきます。
そうやってどんどん遅れていくのです。
そして、以前に働いていた塾ではそうでしたが、普段きっちり課題が間に合っている生徒は休まず授業に出席し、課題が間に合っていなかったり、いい加減に取り組んでいる生徒ほど打ち上げに行っていました。笑
個別指導だって、一回の授業でできることはたくさんあるのですから、その1回分を失うのは大きいです。
■たった1回の打ち上げが合否に影響するのか?
もしかしたら、たった1回打ち上げに行っただけでは、そんなに合否には影響がないかもしれません。
でも、僕はかなり合格の可能性は低くなると思っています。
なぜなら、打ち上げに1回くらい行ってもいいやと考えるような人は、普段でもいろいろな場面でそういう行動をとるからです。
・課題をやっていても、この問題の復習はいいや、、、
・解き直しをやったほうがいいけど、今日くらいいいや、、、
・あと2時間は勉強したほうがいいけど、今日は疲れているからいいや、、、
・昨日の復習をやったほうがいいけど、今日はめんどくさいからいいや、、、
・調べたほうがいいのは分かっているけど、いいや、、、
・テスト勉強をやっていても、ワークを2周だけやればいいや、、、
・朝7時に起きると決めても、まだ眠いからいいや、、、
つまり、打ち上げに行ったことが問題なのではなく、そういう考え方で受験に臨んでいることが問題なのです。
本当にちょっとしたことでも積み重なると本当に大きな差となります。
勉強ができる人とできない人の能力に大した差はないです。
でも、ほんのちょっとした行動には差があります。
その差が志望校への合格、不合格に直結しているのです。
そのことを肝に命じて、クラスの打ち上げに参加するのかしないのかは決めましょう。
4月、5月ならともかく、受験生がこの時期に打ち上げに参加することは僕は基本的に反対です。
それでもどうしても参加したいのであれば、なくなった勉強時間の分をどこでカバーするのかまでしっかりと決め、さらにそれを絶対にやり遂げるようにしましょう。
そうでなければ、数ヶ月後の入試本番で泣くことになります。