印象的だったのは生徒たちがその日にやらなければならないことを理解し、自ら進んで勉強をしていたことです。

9/1(木)のこと。元塾講師のAさんが埼玉県より、指導の様子を見学に来てくださいました。
その方も、10年以上塾で教えていた経験がおありで、現在は次の仕事へ向けての準備期間中だそうです。
知り合いの方からLibのことを聞き、見学させていただきたいということでご連絡がありました。
あのビリギャルの坪田先生の塾にも見学に行かれたそうです。(愛知県にあります)
行動力と向上心にあふれる素敵な方でした。^^
18:30〜21:30まで約3時間まるまる見学をしてくださいました。
見学を受け入れるのは初めてのことでしたが、Libのありのままをお見せしました。笑
そのときの感想を送っていただきましたので、ご紹介させていただきます。
元塾講師のAさんより感想をいただきました!
まず、授業前の会話で一番感動したのは、児之原先生が子供たちの『心』を尊重して指導していることを知ったときです。
先生が「 保護者の方とはメールなどで連絡を取り合っていますが、生徒たちが家で勉強しているかどうかを聞くことはありません。それをするのは私は卑怯だと考えているからです。 」と言われたとき、私は意味がよくわからず、どういうことかと質問をしました。
すると「 もし家での様子を保護者の方に教えてほしいと頼むと、子供たちは常に見張られている状態になり逃げ場がなくなってしまう。精神的にリラックスできる場所がなくなってしまう… 」と先生は答えられました。
自分の過去を振り返ると、私は塾での勉強よりも家庭での勉強の方が大切であり、親御さんと協力して指導していくことが成績を伸ばす一番の方法だと考えてきました。
しかしこの話を聞いたとき、私は成績を上げることだけに執着しすぎており、子供たちの気持ちを完全に無視していたことに気がつきました。
今も先生の言葉を思い出すたびに、自分の未熟さを感じます。
ですが、この気づきは今後、間違いなく自分を大きく成長させるものになると私は確信しています。
次に、授業で印象的だったのは生徒たちがその日にやらなければならないことを理解し、自ら進んで勉強をしていたことです。
主に先生の仕事は、「生徒の質問対応」と「指導内容のチェック」の二つだけ。
私はこのやり方を見たとき、私の「理想の指導」を実践している塾だと思いました。
つまり、先生の仕事を極力なくすこと。
これは先生がいなくても生徒が自分一人で勉強できる状態になることを意味しているのですが、Libの生徒さんたちは、まさに自主的に勉強するようになる方法を授業を通して習っているように見えました。
勉強は一生続きます。
若い頃から正しい勉強法を学べる塾に行けることはとても幸運なことだと思います。
私も子供の頃、塾に行っていましたが、このような塾に通えていたら、もっと早く勉強ができるようになっていたと思います。
毎日の宿題に関しては、各教科5~15分で終わる課題になっており、生徒が取り組みやすいものになっていたと思います。
勉強の苦手な子どもは各教科、毎回一時間以上、長期間かけて勉強しないと成績は上がらないと思っています。
しかしそうではなく、バランスよく各教科10~15分ずつ、毎日コツコツ勉強を続けることができれば、それほど苦労することなく着実に成績は伸びていきます。
そのことをしっかりと理解して実際の指導にいかしているのを見て、私も見習いたいと強く思いました。
知っているだけで行動に移さないのは知らないのと同じこと。本当にいい勉強をさせていただきました。
以上が見学した時の私の感想です。
児之原先生と話をしていると共感できる部分がたくさんあり、また多くの気づきや発見もあって、本当に勉強になりました。
今後はこの経験をいかし、さらに努力を続けることで先生のように子供たちの笑顔を守れる人間になりたいと思っています。
最後に、無理を承知でお願いしたのにもかかわらず、快く私の申し出を引き受けてくださった児之原先生、そして温かく迎えてくれた生徒さんたちには本当に感謝しております。
どうもありがとうございました。
いただいた感想を元に、僕の方でも思うところをつづっていきたいと思います。
塾での勉強よりも家庭での勉強の方が大切。
というのは、まず間違いないと思います。
なぜなら、塾での勉強時間よりも、家での勉強時間の方が圧倒的に多いからです。
( 学習塾Libでも、塾でかなりの勉強時間が確保できるようにはしていますが、それでも家での勉強時間の方が多いのです。 )
その勉強時間をいかに有効に使えるかが、合否の分かれ目とも言えます。
そこで、ご家庭との連携は大切になってきます。
ただし、保護者の方が子どもを監視するのは違うと思います。
人に監視されていないと勉強ができないようでは、何にも意味がありませんから。
だから、家での勉強の様子を聞くことはしていないわけです。
子どもが家で少しでも自分から勉強がしたくなるように、保護者の方にも協力していただきたいことはあるのですが、それはまた別の機会に書きます。
それに、監視されるのは誰だって嫌ですよね。笑
ただし、本当に変わりたいという意思があるにもかかわらず、自分に甘すぎたり、長年の習慣により、なかなか自分では行動を変えられない生徒に限っては、僕が監視するシステムを本当にごく最近、開発しました。笑
見学にいらした後の話です。笑
ただ、この監視も、あくまでも自分で家で勉強ができるようになるまでの補助ですので、最終的には自分から進んで勉強するようになってもらうことが目的です。
ここ2週間以内の話ですので、これについてもまた別の機会に書きます。
とにかく成績をあげるには家庭学習の充実は不可欠だということです。
また、学習塾Libでは、先生がいなくても生徒が自分一人で勉強ができる状態をゴールにしています。
だから、僕の仕事は「生徒の質問対応」と「学習内容が身についているのかどうかのチェック」の2つだけに決めています。
ただし、これに関しては、まだまだ自分の考える理想の状態にはなっていないのが現状です。
指導の後にはいくつも反省点が浮かびますし、今も日々改善を行っているところです。
それでも、その一端を感じ取ってもらえたのは非常に嬉しく思います。
毎日の宿題に関しては、学力、目指す志望校によっても変わります。
学年は関係ありません。学力で学習時間は決めています。
また、生徒が今、家でどのくらい勉強できるかも考慮して決めています。
そして、宿題にどのくらい時間がかかるのかは一人一人違います。
ただ、どの学年、学力レベルにせよ、1日2時間は下回らないように出しているつもりです。
あとは個々人の希望と現状の学力に合わせて、宿題の量を変えています。
毎日コツコツ勉強するのは、勉強の基本です。
だからこそ、定期テストの2週間前までは日曜日以外は毎日の課題を用意しています。(毎日の課題があるからといって、毎日やってくれるわけではありませんが。笑)
今回、初めて見学の方がいらっしゃいましたが、自分の塾は外から見たらどのように見えるのかに関しては、自分では分からないことなので、このように教えていただける機会は貴重です。
このような感想をいただけたことによって、自分自身を見つめる良い機会となりました。
また、感想に「良い勉強をさせていただきました」とありますが、こちらこそ、Aさんとお話をさせていただく中で、自分が忘れていたことや新たな発見など、いろいろと学ぶことがありました。
今後も、理想に向かって今以上に研鑽に励みたいと思います!
Aさん、この度は本当にありがとうございました!
教育関係者でなくとも、どなたでも見学は受けつけておりますので、ご興味のある方はお気軽にご連絡ください。^^