成績を上げるために絶対に欠かせないもの
このはら
子どもの個性を伸ばしたい親、先生のための学習塾Lib
先日、生徒が小テストで間違えた問題で次のようなものがありました。
3a^2−30ab+75b^2
(「^2」は「2乗」という意味です。)
その問題の答えを
= 3(a^2−10ab+15b^2)
としていました。
自分ではどこが間違っているのか分からないということで質問にきてくれました。
その後の生徒とのやりとりです。
塾長 「 3かける15は何になる? 」
生徒 「 あ!ここは25b^2ですね! 」
生徒の言っている「ここ」というのは15b^2の部分のことです。
さて。上記の会話のどこがおかしいか分かりますか?
実は、生徒の受け答えがおかしいんです。笑
なぜなら、僕は「 3かける15は何になる? 」と聞きました。
であるならば、その質問には「 45です! 」と答えるべきです。
でも、この場合に生徒は頭の中で、
↓
・75になってない。つまり計算ミス。
↓
・75を3でわると、25である。
↓
・だから、15b^2ではなく25b^2である。
という思考をして、最後のところを答えてくれたのですね。
これ、答えは出てますけど、僕の質問には答えていません。笑
細かいけど、これではダメなのです。
だって、テストでは作成者のつくった質問に答えなければいけないのですから。
相手が求めていないことを答えても得点にはならないのです。
相手が求めていることにきっちりと解答することも学力の一つ。
普段の何気ない会話でも、相手の聞いていることにきちんと答えるということを意識して過ごしてみてくださいね!
勉強の内容ではなくても、学力はつけられるんですよ。^^