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過去

第一話:高校時代に考えていた「働く」ということ

このはら

学習塾Libは、2014年7月7日に開塾されたばかりの個人塾です。

ですが、そこに至るまでの道のりをあまり人に話してきたことはありません。

実際、このブログをお読みの方の中にも「お前はどこの誰やねん?」と思っている方が多数いらっしゃると思いますので(笑)、今回から何回かに分けて、学習塾Libができるまでの話をしていこうと思います。

それでは始まり始まり。

*  *  *

どこから話をすればいいのだろうか皆目見当もつかない。

だが、まずは高校時代に私が抱いていた仕事観について話をしようと思う。

さかのぼること十数年。

当時、鹿児島の実家で暮らしていた私は、毎日惰性を貪っていた。笑

公立高校で県下有数の進学校に通うも、学力は学年で下から数えたほうが早い位置にいた。

実際に通ってみての個人的見解だが、その高校の名前を背負うにふさわしい学力を備えているのは上位20%くらいで、残りの80%の生徒は名前負けしているただの数合わせだ。

もちろん、私は数合わせの筆頭株であった。笑

勉強よりも友達と話をすることや、恋愛に重点をおく、いわゆる普通の青春を謳歌していた。

そんな私は働くということに関して次のように考えていた。

「 大人になったら、仕事をする。いや、しなくてはならない。

  そして、仕事というのは辛いことの連続だ。やりたくないことも我慢してやらなければならない。

  若いうちにはその我慢に耐えうる精神力をつけておくことが大切なのだ。

  仕事をして結婚して子どもができて。

  あとは老後になってだらだらと盆栽でもいじって、孫ができて、そして、静かに一生を終えるのだ。 」

そんな風に思っていたので、働くということに対してワクワクする気持ちは一切なかった。

なぜそのように考えていたのかは自分でもよく分からない。

ただ、おそらくそれまでの15年間の中で出会ってきた人や情報の積み重ねがそうさせたのだろう。

だって、それまで出会ってきた大人たちの中には、好意が持てる人や、良い人と呼べるような人はいたけれども、少なくとも

「 この人のような生き方がしたい! 」

と思えるような大人にはそれまでには出会ってこなかった。

悪い言い方をすると、みんなただ何となく生きていたのである。

いや、そのように私からは見えていたのである。

そんなものだから、将来は少しだけ興味のある学校の先生にでもなろうかなぁくらいに考えていたのである。

ところが、そんな風に考えていた私にある衝撃的な出会いが訪れるー。

第二話へと続く。

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