なぜ子どもはあなたに本音を話さないのか?

いつもありがとうございます。
児之原です。
なぜ子どもはあなたに本音を話さないのか?
お子様はあなたに本音を話してくれますか?
もしも本音を話してくれていないと感じるのであれば、それは日常での話の聴き方に問題があります。
子どもだけに限らず、大人でもそうですが、相手を信頼していないと本音を話すことはありません。
つまり、本音を話してもらえていないのであれば、残念ながら信頼されていないのです。汗
血のつながった親だから信頼されていると思うのは間違いですよ。
普段から無条件で信頼してあげているから、子どもも信頼してくれるのです。
仮に子どもを無条件で信頼できないのだとしたら、親の側に何かしらメンタル面で問題があります。
親に本音を話さない子どもの本音は
「 どうせ話をしてもムダ 」
「 話をしたって否定される(怒られる)だけ 」
「 話をしても、全然自分の話を聞いてくれない 」
「 自分のことを全然理解してくれていない 」
といったものがあります。
これでは、本音を話すことはできないですよね。汗
子どもに本音を話してもらう方法
では、どうすれば子どもは本音で話をしてくれるのでしょうか。
次のことに気をつけて普段から話を聴いていくと良いですよ。^^
本音で話してもらうための5つのポイント
2、途中で遮らない
3、共感してあげる
4、アドバイスをしない(解決策を言わない)
5、「話をしてくれてありがとう」という感謝の思いを伝える
1、絶対に否定しない
例えば、「 部活を辞めたいと思ってるんだよね。 」と子どもが話をしてきたとします。
そのとき、親の側が「自分でやるって決めたんだから、途中で辞めるなんて許さない」という強い思いがある場合、話を聴くことはできないですし、むしろ説得しようとしてしまうと思います。
どんな本音を言ってきたとしても、そのまま受け止めてあげて、絶対に否定はしないようにしてください。
2、途中で遮らない
子どもが話をしている際中に、親の方が話をして、話しの流れを切ってしまうのもよくありません。
「 部活を辞めたいと思ってるんだよね。 」
「 辞めたいと思うときってあるよねー。自分も高校生のときにさ、
バスケ部の先輩で一人すごく嫌な人がいて、それでさ、、、、 」
と延々と話をしてしまう人がいます。笑
共感してあげて、自分の経験談を話してあげること自体は悪くはないのですが、
相手によっては、
「 途中から自分の話ばっかりして、全然わたしの話を聞いてくれない 」
と感じる人もいます。
途中で話を遮る場合はタイミングが非常に重要なので、子どもがひとしきり話し切った後、もしくは経験談を話したほうが相手のためになる場合にのみ、途中で話を挟みましょう。
これは結構レベルの高い話なので、
慣れないうちは、
基本スタンスとして、途中で絶対に自分の話はしない。と決めて、
話を聴くことに徹したほうがいいと思います。
3、共感してあげる
これはもう話を聴くときの大鉄則なので、言うまでもないですよね。
「 部活を辞めたいと思ってるんだ。今、すごく辛いんだよね。 」
「 そっか。今は部活を辞めたいと思っているんだね。それですごく辛い状況なんだね。 」
のように、子どもの話を共感たっぷりで聞いてあげましょう!
4、アドバイスをしない(解決策を言わない)
特に男の人が聞き役になると、やってしまいがちなのですが、アドバイスはしないようにしましょう!
( 男性は人から相談されると、解決策を言いたくなる性質があります )
本音を話す場合、相手は話を聞いてほしいだけ。
解決策なんて求めてないのです!
「 実は今、部活の人間関係がしんどいんだよね…… 」
という話を聴いて、
「 そっか。人間関係を良くするための方法が知りたいんだな。 」
と解釈しないようにしてください。笑
本人の口から、「 どうしたらいいと思う? 」と直接解決策を求めてきた場合にのみ、アドバイスをしましょう。
それ以外では、勝手にアドバイスをすることは辞めましょう。
5、「話をしてくれてありがとう」という感謝の思いを伝える
本音を話す場合、話す側はドキドキしています。
「 こんなことを言ってどう思われるかなぁ。相談しても大丈夫かなぁ。 」
と。
そこで、話をした後に、
「 今日は話をしてくれてありがとね。●●がどんな風に考えているのかが分かって良かったよ。^^
困ったときはいつでも話を聞くからね! 」
と言ってもらえたらどういう気持ちになるでしょう?
おそらく
「 ああ、この人に話をしてよかった! 」
となりますよね。
そうすると、また何か困ったことがあったときには、話をしてくれる可能性が非常に高くなります。
「この人に話をしたらすべて受け止めてくれる」と思ってもらうことが大切です。
本音を話すと言っても100%は無理
最後は補足です。
いくら本音を話してくれるといっても、自分の中の全てのことを話してくれるわけではないです。
人間は、相手によってどの内容を話すのかというのは変えるものです。
・親には話せないけど、友達には話せる話
・友達には話せないけど、親には話せる話
・親には話せないけど、先生には話せる話
・先生には話せないけど、親には話せる話
というように、相手によって話せる内容というのは当然変わってきますよね。
だから、子どもが「●●には話せないけど、親にだったら話せる話」を話したくなる人を目指してくださいね。^^