子育てを楽にする
正しい勉強法

南海キャンディーズの山ちゃんの浪人時代の受験体験談から学べる7つのこと

このはら

南海キャンディーズの山ちゃんの浪人時代の受験体験談が書かれた記事があります。軽い気持ちで読んだのですが、これがめちゃくちゃためになることばっかり書いてある!笑

受験生とっては非常に読む価値の高い記事です。受験勉強の悩みのほとんどは解決します。

初めて南海キャンディーズの漫才を見たとき、彼のツッコミの言葉選びの斬新さに驚いたものです。でも、この記事を読んで彼のツッコミの言葉選びにセンスがある理由がよく分かりました。

僕の好きなフレーズはM-1グランプリのときの「ごめんとしか言えないわー!」です。笑

このフレーズ、分かる人には分かると思います。笑

では、ここからはその受験体験談から学べる7つのことです。

1、浪人時代に死ぬほど勉強を頑張れた理由
2、絶対に勉強ができるようになるための方法
3、受験のときの不安な気持ちを打ち消す方法
4、長時間勉強を可能にする秘訣
5、勉強をサボりたくなったときの対処法
6、受験勉強を通して手に入るもの
7、モチベーションが上がらないときの対処法

1、浪人時代に死ぬほど勉強を頑張れた理由

現役の時は、大学の学部違いも入れて10回ぐらい試験を受けました。どれかに合格すればと思っていたけど、手応えは何も無かったです。考えて導き出すことができないんですよね、勉強していないから。だから「4択の中で、一番近いのは何か」と考えたふりをしてました。試験後に送られてくるのは不合格通知ばかり。封筒が薄かったのを覚えています。

受験に全敗して「やっぱり浪人か」ぐらいに思ってたんです。親も「それはそうだ。勉強してなかったもん」って。「そうだよね。甘くないね。1年間勉強を頑張って、来年だね」なんて返していたら、母親がこう言ったんです。「あんた、『無理だった』ぐらいに言っているけど、今回の受験料は全部お兄ちゃんが貯金から出したんだよ」

はっとしました。親としては、この3年間の生活を見ているので「今年は絶対無理だ。無駄金になる」と受験をあまりさせないつもりだったみたいなんです。でも、3歳年上の兄貴が「ひょっとしたら受かるから」って、自分の貯金30万円を全部引き出して、僕の受けた10回分の受験料を出してくれたんです。

兄貴も高校卒業後はアルバイトで、金があるわけでもなかったと思うんですけど、「俺は大学に行けなかったから、亮太が受けたいと言っているなら俺の金で」って言ってくれたみたいで。兄貴は何も言わなかったですけど、悪いことをしたなと思って。そこから僕、気持ちを入れ替えたんです。

誰かのために頑張る、やはりこれこそが人が行動を続けるための最大のモチベーションになりうると思います。

自分のためにももちろん大切ですが、自分の限界を超えて勉強をするには自分以外の大切な誰かのために頑張るという動機が必要です。山ちゃんの場合にはそれがお兄さんだったわけですね。

2、絶対に勉強ができるようになるための方法

浪人に入ってからは、3年間サボったサビやアカを落とすために、まあ勉強しました。
コツなんてものはなくて、「とにかくやる」。朝の7~9時から予備校代の一部を払うために千葉駅などでティッシュ配りのアルバイトを週3~5日して、そこから予備校の授業や自習室で夜9時まで勉強しました。家に帰って食事、入浴をして11時ごろまで復習。毎日ずっと続けました。

絶対に勉強ができるようになるための方法はたった一つ。とにかくやる!笑

でも、本当にこれだけだと思います。最短で、楽して、わずか●日でみたいな方法は全てまやかしです。本当に勉強ができる人はそれが分かっているので、とにかく勉強をやり込むのです。

3、受験のときの不安を打ち消す方法

自信を取り戻さなければいけないので、勉強は受験範囲の簡単な部分から。やり方は、読解力など思考能力を鍛える分野の勉強をしたら、休憩に日本史などの記憶問題をやる。考える問題を解けないストレスよりも、単純作業の問題で解けないストレスの方が少ないから。

考える問題がダメだってなったら、一回休憩というテンションで、漢字の書き取りをやったり年号を覚えたりして、またできなかった問題を解くことを繰り返しました。

勉強をしている時間はたぶん、焦るストレスから解放してくれるんですよ。「今日はすげーやったな」っていう時は、本当に気持ちよく眠れました。逆に、「サボっている」自覚が増えれば増えるほど、どんどんダメになっていく。

結局、不安を打ち消す最大の方法はそんなことを考えるヒマがないくらい勉強に没頭することです。勉強の不安は勉強で打ち消しましょう。

4、長時間勉強を可能にする秘訣

同じ高校で浪人した中に、慶応大を目指す友だちがいたんです。そいつがむちゃくちゃ頑張って、めきめき成績を上げていったんです。それが刺激になりましたね。予備校もアルバイトも一緒だったんですけど、僕が午後6時半ぐらいで帰ろうかなって思っても、9時まで勉強するので帰れない。それが結構大きかった。身近にサボるやつがいたら、本当につるまない方がいいです。

人はどうしても自分に甘くなります。どうせ困るのは自分だから。とやらない言い訳をつくります。そこで用意してほしいのが環境を用意すること。自分を変えなくても環境を変えれば、長時間勉強もできるようになります。めちゃくちゃ勉強を頑張っている人のそばにいるようにしましょう。

5、勉強をサボりたくなったときの対処法

大学受験直前のこの時期、勉強の苦労から解放されたいから、脳みそってサボる言い訳を見つけるんですよ。でも、一瞬は気持ちいいけど、サボる選択がもたらす「翌日から後悔」「受験の結果が良くない」「もう1年浪人」という絶望を考えないとだめです、絶対。

とてつもない不幸が来るんで。「あー、勉強やってねーな」って、天井を見ながら後悔をする時間が10分あったら、その時間で英単語を覚えた方がいい。後悔だけは何の成長もさせてくれない。

サボっても結局後悔しか残らない。後悔を繰り返しても決して成長はできない。このことを強く胸に刻むことですね。まずはそれを自覚することです。

6、受験勉強を通して手に入るもの

お笑い芸人としての生活、楽しい毎日があるのは、浪人時代の体験があったからです。めちゃくちゃ勉強したのは人生であそこだけ。努力する癖がつけられました。努力が不安を取り除いてくれることにも気づけましたね。

お笑い芸人になってからも、賞レースであったりライブであったり、その都度、努力をしてきましたけど、努力のベースを覚えたのが大学受験でした。

受験を通して手に入るものには自分を一生支えてくれるものあります。

その一つが努力をする習慣。人よりも努力をすること、時間を割くことが当たり前になれば、それだけで人生で叶えたいことはほぼ叶います。その努力をする習慣をつくるには勉強はもってこいです!

7、モチベーションが上がらないときの対処法

でも、根本的な悩みは一緒ですよ。多いのが「モチベーションが上がりません」。いつも思うのが、モチベーションは上がらないのが普通だということ。

勉強をめっちゃやろうっていう意識になるのは、「マリオブラザーズ」でスターを取った時のマリオぐらいのレアな状態だと思った方がいいです。モチベーションが上がらないっていう最もらしい理由をさっさと無視して、そんなことを考えている暇があったら勉強しなさいって思います。

それと、大学生活は今の何百倍も楽しいことがあるって思うこと。僕の場合は、大学行きながら養成所行ってお笑い芸人になることや、彼女ができることとか想像してました。脳みそは本当にサボる誘いをいっぱいしてくるから、どれだけ無視できるか。
無視できた数が多い分だけ、成績が上がると思います。

本気で勉強ができるようになりたいのであれば、「モチベーションが上がらないから勉強ができない。」というようないいわけを一切やめることです。そのようなことを考えている時間を勉強する時間に変えましょう。

あとは何のために勉強をしているのか。この受験勉強を頑張った先にはどんなに楽しいことが待っているのか。それを想像し、そのために今があるんだということを強く意識すること。

以上が南海キャンディーズの山ちゃんの浪人時代の受験体験談から学べる7つのことです。

当たり前のことですが、とても大切なことなので、折に触れて読み返し、受験勉強を乗り切ってください。頑張るあなたを応援しています!

実際にインタビュー記事の原文を読みたい方はこちらからどうぞ。
(こちらの記事を書いたのは2015年12月22日なのですが、現在はインタビューの元記事は残念ながら削除されてしまったようです)

ABOUT ME
記事URLをコピーしました