僕は君たちを行きたい高校に合格させるつもりはない

内申が関わる最後の定期試験も終わり、じわじわと入試が近づいてまいりました。
この間の日曜日、受験生には初めて模擬試験を受けてもらいました。
その後子どもたちに5分ほど話をしたのですが、その冒頭のセリフがこちら。
「 僕は君たちを行きたい高校に合格させるつもりはない。 」
僕は塾講師です。
それなのにこんなことを言われて、子どもたちはさぞ驚いたことでしょう。笑
いえ、半年以上も付き合いのある子たちです。
僕の性格や考え方は心得ているので、そんなに驚かなかったかもしれません。
でも、表情を見る限りでは驚いていました。「 えっ????? 」みたいな感じで。笑
ここからはその続きです。
「 もちろん第一志望に受かってほしいとは思っている。
でも、必ずしも受からせようとは思っていない。
ただただ君たちにとって一番良い結果が出ることだけを祈っている。
例えば、本番までの努力がたりないなら、不合格になった方がいいと思っている。
努力が足りないのに受かるというのは、合格したときは嬉しいかもしれないが、長い目でみたら不幸だ。
合格するだけの努力をし、実力がつけば合格。つかなければ不合格。ただそれだけ。
君たちが志望校に合格するために必要な点数を取るための戦略や方法は全て用意する。
でも、それを実行する、やり切るのは君たちの役目だ。
だから全力で頑張れ。僕も全力で応援する。
努力をしない人間を引き上げるつもりも助けるつもりもない。
その代わり、全力で立ち向かう人にはどこまででも協力する。
本気で頑張るのか、頑張らないのかは君たちの自由。
ここから本気で頑張ると決めたのであれば、とにかくやりきりなさい。 」
というような話をしました。
その後は第一志望校に合格するために必要な5つの心構えを伝えておしまいです。
今年は学習塾Libの受験生は4人。
模擬試験の点数を出しましたが、誰一人として合格点に届いている人はいません。
それどころかあまりにも点数がたりなさすぎて、普通だったらあきらめてもおかしくない点数です。笑
それでも、僕はあきらめてません。
なぜなら、ここからの努力次第で合格の可能性は十分にありえるから。
もちろん一刻たりとも無駄にはできません。それくらい、がけっぷちです。
人間の真価は追い込まれたときにどのくらい頑張れるのかで決まると思います。
そして、うちの塾生はやりきってくれると信じています。
絶対に最高の受験にしてみせます!