5期生Kくんの受験体験記(本人編)
希望する公立高校に合格した5期生のKくんが受験体験記を書いてくれました。
毎年、卒塾生にはアンケートだけお願いしているのですが、今年は初の試みで、ある一人の生徒に受験体験記をお願いしました。
彼のLibでの受験生活を、ぜひ後輩たちに伝えてほしいと感じたからです。お願いしたところ、もちろん快諾。ここにご紹介させていただきます。
僕がこの学習塾Libという塾に入った理由は、ただ自分の兄が入っていたからだと言うことだけであり、あの時はこの塾が自分の人生を幸せにしてくれるとは思ってもいませんでした。(※お兄さんが1期生として通ってくれました。)
Libのいい所は沢山あります。まずは無学年制であるということ。僕は1年生の時からLibに入り、当時は受験なんてものははるか遠くの存在であり、ただ勉強をたくさんするのだろうなといった漠然としたものでした。僕だけでなく、多くの1年生の人がそうではないかと思います。
しかし、Libは無学年制なので、先輩方が身近で物凄い集中力で勉強に取り掛かっている姿勢を見れたり、先生が先輩達に対して受験に向けての熱い語りをしているのを聞いていると、関係の無い後輩も心の奥底がメラメラと熱くなり、自分が3年生になったら、どういった毎日を過ごしたいのか。や、3年生になるまでのこの時期も、第一志望校に合格するにはとても大切な時間なのだということを強く実感できたので、3年生になってからではなく1年生の3学期頃からは受験に対しての意識は徐々に芽生えてきました。
次に、Libは演習型の塾で、分からないところを自分で聞きにいくスタイルなので置いていかれることもなく、自分に合った課題をそれぞれ出してくれるオーダーメイド制なので、本当の意味で勉強内容が頭に入ってきます。サボろうと思えばサボれそうな課題も、児之原先生には一瞬でバレてしまうし、3年間通っていて、先生に嘘が通った生徒を僕は見たことがありません。笑
また、全体の前で授業をするということがほとんどないため、自分で分からないものを調べる力がつき、見つけた時の爽快感や、家で自習をしていて、わからない問題があっても、自分で調べることに対してなにも苦と感じませんでした。
Libは5教科の中で、特に国語に力を入れています。僕は現役の頃、国語ばっかりやっている時期に、本当にこれでいいのだろうかと何度も不安になりました。周りのみんなはどんどん予習をやっていたりしているので、自分が知らない数学の公式の話をしていたり、理科の知らない分野の話や、社会の年号の問題の話をしているのを聞く度に周りに置いてかれていると感じていました。
しかし、そんなことは全くありませんでした。国語の勉強では、読解力を鍛えたり、語彙の量を豊富にしたりなど、すぐに成果を得るようなものではなく毎日地味な勉強の繰り返しですが、今こうしてみるとその時の自分が土台となり、本格的に受験勉強に取り掛かったとき、点数も一気に伸びたし、理解できる範囲も広くなったと感じています。
児之原先生に支えてもらったと感じた場面は受験期だけではなく、受験当日もそうでした。受験前日に、先生から「本番で最高の結果を出すためにやっておきたい15のこと」というプリントを貰いました。
その中にはマインド編とテクニック編に分かれた15のことが書いてあるのですが、僕が特に印象に残っているのは
〇結果を出し切ろうとするのではなく、実力を出し切ろうとすること。
〇頑張るのではなく、楽しむこと。
〇困ったら児之原の顔を思い出すこと。
です。
先生はこのようなことを言っていました。「何点取れば合格だとか、点数のことばっかり意識していたら、実力を出し切ることはできない。」僕は受験当日、数学が全然解けなくて、もし先生のこの言葉がなければ点数のことばかり意識していて、その後の教科のテストにかなりの影響が出ていたと思いますが、先生のこの言葉のおかげでとてもポジティブな気持ちで乗り切ることができました。
頑張るのではなく、楽しむこと。こんなことできるはずがないと最初は思いました。けれど、最初で最後の高校受験。二度とない高校受験。この日のために3年間頑張ってきたのだから、最後は楽しんで終わりたい。次第にこのような考えになっていき、各教科のチャイムがなり始める前に、心の中で、楽しもう!!と、毎回叫んでいました。笑
そして最後は児之原先生の顔を思い出す。正直、これが一番心の支えになったと思います。塾でわからない問題や、調べてもわからない問題があった時は先生のところへ行き、質問しようとすると、なぜか答えが急にでてきたりします。先生の顔を見ると、なぜだか落ち着き、頭が整理されるような気がします。なので、受験本番も、パニックになりそうになった時は先生の顔を思い出し、心を安定させていました。
僕がLibに入って、最高の喜びを感じたのは、志望校に合格したときではありません。児之原先生や、共に戦った塾の友達と出会い、一緒に勉強していたり、一緒に麻雀をやったり、一緒にお菓子を食べたりした、ごく普通のことかもしれないけど、かけがえのない時間を過ごしたことです。Libのみんな!本当にありがとう!