子どもが「将来、ユーチューバーになりたい!」って言ってきたときに何と言うかで子どもの可能性を伸ばせる親かどうかが分かります。

2位:医者
3位:ユーチューバー
4位:公務員
ちなみに、ユーチューバーとは、「インターネット上の動画共有サービスであるYou Tubeに動画を投稿し、広告収入を得る人たち」のことです。
時代の流れですね〜。
うちの1期生も、塾の休み時間に、はじめしゃちょーというユーチューバーの動画を見て爆笑してました。笑
今の子どもたちにとっては、ユーチューバーは身近な存在なんですね。
さて、もしもあなたの子どもが「 将来、ユーチューバーになりたい! 」って言ってきたら何と言いますか?
このとき、何と言うかであなたが子どもの可能性を伸ばせる親なのかどうかが一発で分かります。
ちょっと考えてみてくださいね。
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では、いくつかのパターンに分けてみます。
2、ユーチューバーで食っていける人なんてほんの一握りなんだからやめときなさい。
3、どうしてなりたいと思うの?
表現を変えれば無数にあると思いますが、内容的にはだいたい上記の3パターンくらいになると思います。
1と2は絶対にダメですね。
このようなことを言ってしまうのは、よくありません。
1の「バカなこと言ってないで、もっときちんとした職業に就きなさい。」は論外。
ユーチューバーという職業そのものを否定しているわけですが、
なぜ、将来なりたい職業が医者やサッカー選手ならよくて、ユーチューバーはダメなのでしょうか?
職業に優劣をつけるような価値観を持っている親は最低だと思います。
本当にユーチューバーという職業を理解しているとは思えません。
ユーチューブだけで生計を立てることができている人たちは、視聴者の人たちが喜ぶような投稿をするため、撮影、編集、構成など色々なことに気をくばり、どんな情報を求めているのか研究し、日々努力を積み重ねているわけです。
当たり前ですが、どんな世界であっても、人より秀でるためには血の滲むような努力が必要です。
日々、努力もせず、毎日同じルーティーンを繰り返して、希望もなく生活している大人よりもよっぽど努力しているユーチューバーの方が立派です。
2の「ユーチューバーで食っていける人なんてほんの一握りなんだからやめときなさい。」も子どものことを考えているようで、実は全然考えていません。
食っていける人は一握りなのは事実ですが、だからと言って子どもがなりたいと言っているのを辞めさせる理由にはなりません。
そもそも、なぜ最初から自分の子どもは一握りになれないと決めつけるのでしょうか?
子どもが実際にユーチューバーをやってみて、その大変さを知り、自分であきらめて別の職業に就くのなら分かります。
そうなる前に親が先回りしてとめる必要はないのです。
3のように「どうしてなりたいと思うの?」と質問するが良い対応の仕方だと思います。
ただし、この質問は話を聴く前提にもよります。
A(ユーチューバーになりたいとかあり得ないと思うんだけど)、「どうしてなりたいと思うの?」
B(いい夢だね。応援するよ!)、「どうしてなりたいと思うの?」
この場合、Aは否定しているのと同じなので、話を聴けているとはいえません。
Bのような対応ができている方は、普段から子どもの話をよく聴けていますね!^^
とにかく、子どもが何か発言してきたときは、まずは子どもがなぜそのように思ったのかを聴いてあげましょう。
子どもの話を聴く前に親の意見を伝えるのはなしです。
そして、話を聞いた後の対応も大切です。
「 どうしてなりたいと思うの? 」
と質問したときに、
「 だって楽しいことだけやって生きていけそうだもん! 」
「 サラリーマンよりお金稼げそうだもん! 」
と子どもが答えたときに、
「 そんな甘い考えなら辞めておきなさい 」
というようなことを言うのであれば、先ほどの1、2の対応とほとんど変わりません。
結局、否定するのでは意味がありませんよね。汗
話を聴くというのは、相手の意見をすべてを受け入れてあげるということでもあります。
どうして、まずは応援してあげないのでしょうか?
「 いいねー。楽しいことだけやって生きていけたら最高だよね! 」
「 お金稼いだら、お母さんにもおごってね。笑 」
と言ってあげられないのはなぜでしょう?
そして、
「 本気でなりたいなら、一流のユーチューバーを目指しなさい。 」
と言ってあげれば子どもはどれだけ嬉しいか。
子どもだって馬鹿じゃありません。
一時の冗談で言っていたのなら、別の職業を探します。
そして、本気で目指したいと言っていたのなら、必死で努力します。
親は子どもがやりたいと思うことを応援してあげればいいのです。
ちなみに、僕もユーチューバーの動画を数回は見たことがありますが、1ミリもおもしろいとは思いませんでした。笑
今はユーチューバーの動画は見るだけ時間のムダなので、まったく見ていません。笑
でも、もしも子どもがなりたいと言ったらまずは応援します。
それだけで食べていくのはほんの一握りだとか、本当に厳しい世界だとかいう情報は与えると思います。
でも、なりたいと思うことを否定することはありません。
子どもがなるということを前提で、
「なるなら一流を目指せ!だからこそ、リスクも知っておけ。」
というようなスタンスで話をすると思います。
子どもの可能性を伸ばしたいと考えるなら、子どもがやりたいと思ったことであれば、人の道に外れない限りは、どんなことでも、どんなときでも応援してあげることが大切です!